アメリカで病院にかかりたい!Primary Care Physician の選び方はどうすればいい?

アメリカの医療の基礎知識

アメリカと日本では、医療体制に違いがあります。アメリカで病院にかかりたい時に、知っておくと良いことをまとめました。

日本の医療とアメリカの医療の違い

日本の医療とアメリカの医療の違いを簡単な図にまとめました。

説明は以下の項目で詳しく述べます。

Primary Care Physician(家庭医)、Specialist(専門医)

日本では病気になったらどこの病院でも予約なしで
簡単に受診できることができますが、
アメリカでは病気になったからといって
いつでもどこでもすぐに
お医者さんにかかることができません。

Primary Care Physician (PCP) …家庭医

アメリカでは、Primary Care Physician(PCP)
と呼ばれる家庭医を決め、
その家庭医が患者の健康診断や病気一般の診断・治療を行います。


家庭医の治療領域よりも、
より高度な専門な治療が必要な際には
家庭医から専門医(Specialist)に紹介される仕組みになっています。
(専門医に直接診察を申し込むことができる場合があります。
その場合には保険プランによって専門医の診察費が異なってきます。
→保険プランについては詳しくはまた別の記事にまとめる予定です。)

家庭医も専門医も受診する際に予約が必要であり、
数か月待たなくてはならない場合もありますので、
特に家庭医はアメリカに渡米したら
はやめに選択しておくことをお勧めします。

Specialist …専門医

PCPが処置できる一般的な内科領域の病気以外の、
さらに専門的な外科、消化器科、婦人科、耳鼻科、神経科、整形外科などの
治療が必要な場合に受診するドクターです。

専門医による治療が必要になった場合には、
PCPを通じて紹介状を書いてもらうのが通常の流れですが、
保険内容によってはPCPを通さずに
専門医に直接かかることも可能です。
(具体的にいうと、保険プランがPPOの場合には、
PCPを通さずに専門医に直接受診可能です。
ただし、念のため、PCPによる紹介状がないと、
専門医による治療のカバー率が違ってくる可能性がないかどうかを
保険会社に電話して確認することをお勧めします。)


私は、実際に、専門医にPCPを通さずに受診したことがあります。
PCPを通さずに専門医を受診した体験について 詳しくはこちら


保険会社、病院両方に、紹介状がなくても
医療費が高くならないかをしっかり確認したほうが安心だと思います。

PCPの選び方

保険会社のホームページで、
自分が契約している保険でカバーされるIn network内のドクターを選びます。
“find doctor” と検索をかければ
ドクターの名簿が閲覧でき、
そのドクターの経歴やどこの病院所属かを知ることができます。

知り合いに紹介してもらったなど
かかりたい医師がいる場合には、
保険会社のホームページで名前を検索すると
そのドクターがIn networkなのかどうか調べることができます。

保険プランがPPOであれば、out of networkの
ドクターであっても受診することができますが、
その場合の医療費は
In networkのドクターと比較して高くなります。

自分のかかりつけ医師になってほしいドクターがみつかったら、
一度健康診断の予約を取り、診察を受けるといいと思います。
(健康診断の費用はほどんとの保険でカバーされます。)
そのドクターにPCPをお任せしたいと思ったら、その旨を伝え、
PCPになってもらいます。

私の健康診断の体験談は後ほどまとめる予定です。

Urgent care とERについての記事はこちら

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